登山

火打山から妙高山に縦走

登山

10月初旬、1泊2日で笹ヶ峰を起点に火打山、妙高山に登り燕温泉に下りたレポートです。
火打山は新潟県糸魚川市と妙高市の境にあり標高は2,462mあります。
また、妙高山は妙高市にある標高2,454mの成層火山で越後富士とも言われます。
なお、火打山、妙高山と活火山の焼山とで「頸城三山(くびきさんざん)」と呼ばれています。

yamaiti
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この山行の詳細なデータはこちらをご覧ください!

火打山・妙高山

笹ヶ峰登山口から

まずは、笹ヶ峰の駐車場に車を停めて準備を整えます。
なお、この笹ヶ峰登山口で入域料500円を支払い木製の雷鳥キーホルダーを貰います。

さて、歩き始めは木道です。

十二曲り

しばらく緩やかな道を歩いていましたが、十二曲りから急登が始まります。

大小の岩がゴロゴロしているところもあり足元を確認しながらゆっくり歩きます。

富士見平

ようやく急登が終わり富士見平に着きました。
ここから高谷池ヒュッテまでは比較的緩やかになります。

アルプス展望台

高谷池ヒュッテの手前にアルプス展望台があります。
この日はあいにくの曇天ですので全く展望できませんでした。

高谷池ヒュッテ

いよいよ今日の宿泊地の高谷池ヒュッテに着きました。
まずは受付を済まして昼食をとります。

よく手入れのされたきれいな小屋です。
また、若い従業員が多く随所に可愛い装飾が施されています。

火打山へ

さて、不要な荷物はヒュッテに残して火打山に向かいます。
高谷池の周辺では所々で紅葉が始まっています。

天狗の庭に向かう木道です。
霧の向こうに歩いていくようで幻想的な雰囲気です。

天狗の庭

ほどなく天狗の庭に着きました。

晴れていれば池塘と紅葉の景観が素晴らしかったのだろうと思います。

火打山山頂

先ほどの天狗の庭からライチョウ平に進み、まもなく火打山山頂に到着です。
なお、ライチョウ平では曇り空なのでライチョウに遭遇できるかと期待しましたが残念でした。

高谷池ヒュッテに宿泊

さて、高谷池ヒュッテに戻り、翌日の行程の相談です。
天気予報は雨、当初予定通り妙高山に登って笹ヶ峰に下山するか、燕温泉側に下山してタクシーで笹ヶ峰に戻るか山小屋の方のアドバイスを聞きます。
結局、行動時間が短く下山後風呂に入っている間にタクシーに来てもらうのが良いとのことに落ち着き燕温泉に下山することとします。
5時から夕食はご飯を真ん中に盛り両側にカレーとハヤシをあいがけしたものです。
それぞれ食べてもおいしいですが、両方が混ざった状態で食べる方がさらにおいしかったです。
なお、お代わり自由です。

そして、今まで泊まった山小屋の中で一番ゆとりがあるスペースを使用することができました。
なお、両側と出入りする方とがカーテンで仕切ることができプライバシーも守られています。
もちろん、快適に寝ることができました。

朝食は甘露煮の魚と漬物でしたが、一番の御馳走はみそ汁でした。
体に染み入るような美味しさでお代わりをしました。

妙高山へ

朝は天気予報通りの雨です。
雨のピークは昼過ぎとのことですのでそれまでに樹林帯まで下りる予定です。

茶臼山

しばらく歩くと茶臼山に着きます。
ここから一旦下って黒沢池ヒュッテを目指します。

黒沢池ヒュッテ

ガスに霞む黒沢池と青い屋根の黒沢池ヒュッテです。

ヒュッテ内には寄らず先を急ぎます。

大倉乗越

黒沢池ヒュッテから130m程の標高を登ると大倉乗越です。

長助池

大倉乗越からは長助池が望めます。
ここも天気が良いと紅葉とのコントラストが綺麗なのだろうなと想像します。

妙高山への急登

さて、いよいよ妙高山に向かっての急登が始まります。

さらに登って行くと紅葉しているところがありました。
山頂まではまだまだ急登が続きます。

妙高山山頂

ようやく急登を登りきり妙高山北峰に到着です。
ずっと雨が降っていますので展望は全くありませんでした。

南峰に進んで燕温泉方面に下山ですが、霧雨で視界が曇り、しばらくウロウロと迷います。

山頂直下の鎖場

ようやく下山道を進むと直ぐに鎖場があります。
岩は雨で濡れていますので慎重に下りて行きます。

鎖場を下から見た状況です。
足場がしっかりとあるので問題なく下りて来れました。

北地獄谷

鎖場の後はひたすら下りて行くことになり、途中から沢の横を歩くようになります。
沢の底は赤や黄色に染まっていて、時折硫黄の匂いがしたりします。
この沢沿いで源泉が何か所もあるとのことです。

おわりに

火打山と妙高山の縦走は、天候に恵まれず景色を楽しむことができませんでした。
しかし、高谷池ヒュッテでの相談の結果、当初笹ヶ峰を起点とした周回から燕温泉へとルート変更し鎖場や北地獄谷を流れる温泉成分の混じった沢が見られたり、燕温泉「源泉の湯 花文」の湯が最高に気持ち良かったりと楽しい思い出がたくさんできました。
また天気の良いときに再訪したい山になりました。

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