9月下旬、鳥取県若桜町から氷ノ越コース(旧伊勢道)を歩いて日本200名山の氷ノ山(須賀ノ山)に登ったレポートです。
氷ノ山は中国山地の東端に位置し、鳥取と兵庫の県境にあります。
また、氷ノ山後山那岐山国定公園の盟主で、標高は1,510mあり大山に次いで中国地方第2位の高山です。
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氷ノ越コース
キャンプ場から
まずは登山口のあるわかさ氷ノ山キャンパーズビレッジの駐車場に車を停めさせて貰います。
なお、駐車場の奥の建物はトイレです。
そして、登山口手前にある氷ノ山登山の案内図で今日の行程を確認します。
案内図は、登山道の要所に設置してありますので自分の居る場所や標高が分かります。
さて、車を停めた駐車場の反対側にもトイレがあり、その奥に登山口があります。
ここで、登山届を提出して右手の階段から登り始めます。
登り始めて直ぐに動物よけの電気柵がありますので、ワイヤーのフックを外して通ります。
旧伊勢道
伊勢道は、江戸時代に伊勢参りをする庶民が若桜から氷ノ山方面を越える道として利用していました。
そして、伊勢道の途中には当時の石畳が残っている所もあります。
このように、氷ノ越コースには道標が立てられていますので、迷う心配はありません。
氷ノ越避難小屋
登山口から40分程度歩いて稜線手前の急登を登ると、氷ノ越にある避難小屋に着きます。
ここにはベンチが置いてありますので、水分補給を兼ねて一休みします。
なお、天気が良いと此処から氷ノ山山頂に建つ避難小屋が見えます。
ブナの原生林を行く
氷ノ越を過ぎて山頂に向かって稜線を歩いて行きます。
ここの稜線は広大なブナの原生林もあり、木漏れ日の中を歩いていきます。
そして、ブナを眺めながら歩いているうちに、8合目の仙谷口まで来ていました。
ここで仙谷コースと合流しますが、現在、同コースは崩落が激しく通行禁止となっています。
甑岩(こしきいわ)
さて、8合目から直ぐの所に聳えているのが甑岩です。
登山道は向かって左側をトラバースしていますが、真っ直ぐ甑岩に登ることもできます。
甑岩にはこの標柱の先からよじ登りますが、分かり辛く危険な箇所もあるのでよく知った方と行くようにして下さい。
さて、甑岩の上から氷ノ越方面を眺めると、歩いてきた稜線が一望できます。
ここは、ほとんど人が来ないので眺望を独り占めできます。
また、昼食等の休憩にも良い場所だと思います。
そして、山頂方面に向かって笹藪の中を進んで行き登山道の9合目に戻ります。
氷ノ山山頂
氷ノ越から50分程度歩くと山頂避難小屋が見えてきますので、此処からあとひと登りです。
ようやく、標高1,510mの氷ノ山山頂に到着です。
これは、氷ノ山山頂避難小屋です。
なお、この写真には写っていませんが、三ノ丸方面に10m程行った所にも休憩舎がありトイレも設置してあります。
山頂からの眺望
そして、山頂の東側にはハチ高原スキー場が見えています。
おわりに
氷ノ山に鳥取県側から登る道は、氷ノ越ルートや三ノ丸ルートがあります。
いずれのルートも往復で十分山歩きを楽しむことができますが、両方のルートを使って周回して長い距離を歩くこともできます。
また、氷ノ山は春の山菜や初夏のブナの新緑、秋の紅葉、冬の樹氷と季節毎に色々な顔を見せてくれる自然豊かな点も大きな魅力です。
氷ノ山の三ノ丸に行ったレポートはこちらをご覧下さい!