登山

双六岳 天空の滑走路

登山

7月下旬、双六岳(すごろくだけ)に登ったレポートです。
双六岳は、飛騨山脈の裏銀座の主稜線に位置する山で、標高は2,860 mと日本で44番目に高い山です。
また、山体は緩やかな高原状で、槍ヶ岳と穂高岳を見渡すことができる好展望地となっています。
今回の山行は新穂高から歩き始め、初日は鏡平山荘、2日目は双六小屋の泊るというゆっくりとしたプランで登ります。
なお、双六岳のピークを踏んだ後は三俣蓮華岳にも縦走する予定です。

yamaiti
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この山行の詳細なデータはこちらをご覧ください!

双六岳で天空の滑走路を望む

新穂高から

夜通し車で走って、木曜日の早朝に到着しましたが無料の第3駐車場は満車です。
そこで、有料の第2駐車場に車を停めますが、ここも8割程度は駐車されていました。
ここで仮眠後、準備を整え9時過ぎに出発します。

さて、いよいよここから左俣林道です。
ここから小池新道入口までは広い緩やかな道が続きます。

途中には風穴があり、涼しい風をあびて熱い身体をクールダウンします。

わさび平小屋

1時間ほど歩くとわさび平小屋に着きます。
ここで小休止し水分とエネルギーを補給します。

小池新道

さて、わさび平小屋から少し歩くと小池新道に入り山道になります。

最初はこんな感じで緩やかに登って行きます。

その先は石組みの階段が続き所々で沢を横切ります。

朝の快晴から一転して、午後から雨が降ってきて雷も鳴ってきます。
雨と汗で全身びしょ濡れになって歩いていると、鏡平山荘まであと500mの表示があり元気を貰います。

鏡平山荘

ようやく今日の宿泊地である鏡平山荘に到着です。
山あるあるで、このころには雨も上がってきました。

受付後、着替えてから鏡池に行きます。
雲はあるものの雨上がりで空気が澄んでいるので槍・穂高の稜線がはっきりと見えています。
また、鏡池に映る逆さ槍もバッチリです。

さて、お待ちかねの夕食です。
美味しいコロッケや副菜もたくさんあり十分エネルギー補給ができました。
もちろんビールは最高においしかったです。

槍・穂高を見ながら

さて、翌朝も良い天気の中スタートします。
鏡平山荘からしばらく登り振り返ると槍・穂高が目の前に広がります。
そして、この景色は見てて飽きませんので、なかなか進まなくなります。
さらにあちこちで花が咲いてますので余計に進まなくなります。

ようやく弓折乗越に到着です。
ここで笠ヶ岳への道と双六岳への道が分かれます。

ここで、穂高の山並みをバックに風に揺られるチングルマを撮ります。

鷲羽岳・水晶岳を望む

弓折乗越から暫く歩くと鷲羽岳と水晶岳が見えてきて、双六小屋が目の前になってきます。

さらに近づいてテント場もはっきりと見えてきます。

双六小屋

さて、双六小屋に着きました。
早速受付をして早めの昼食を食べたら、いよいよ双六岳に向かいます。

双六岳へ

ザックは小屋にデポして、水やレインウエア等最小限のものをサブザックに詰めて登ります。
格段に荷物が軽くなり羽が生えたように感じます。

しかし、登っている途中から雲が上がってきました。
このままでは槍ヶ岳に向かう滑走路が撮れるか微妙です。

山頂では辺りが真っ白になってきています。
昨日、昼から雨と雷でしたので三俣蓮華岳への縦走は諦めて双六小屋に戻ることにします。

双六小屋に帰る途中、雲が切れるのをずいぶんと待ちましたがこれが精一杯でした。
残念ながら、槍ヶ岳は雲の中です。
この後、双六小屋に着く直前に猛烈な雨と雷になりました。
ほとんど濡れることなく双六小屋に駆け込みましたが、三俣蓮華岳を諦めて正解でした。

朝日

翌朝、双六小屋の中から朝日が昇ってくるのを見ます。
今日も晴天のスタートです。

再び天空の滑走路へ

昨日、槍ヶ岳が雲に隠れてしまい天空の滑走路の写真が残念な状態でしたので、再チャレンジです。
朝ごはんを食べたら速攻で双六岳に向かいます。

やっと、槍ヶ岳に向かって伸びる滑走路を撮ることができました。
これで、今回の山行は大満足です。

往路を下山

双六小屋でザックをピックアップして下山開始します。
下りは早く、あっという間に鏡平山荘に到着です。

ここで名物のかき氷を食べて小休止します。
氷がフワフワで美味しいです。

かき氷で一息ついた後、わさび平小屋を目指して下りて行きますが、段々と暑さが増してきます。
汗だくになりながら、ようやくわさび平小屋に着きました。

ここでも冷たい素麺でクールダウンとエネルギー補給です。
素麺はとっても美味しかったです。
ところが、素麺を食べ終わる前に雨がポツポツと落ちてきます。
今回は、毎日お約束のように午後から雨が降ってくる山行になりました。

おわりに

双六岳は登山口から遠く長い距離を歩ける体力が必要ですが、今回のように途中の鏡平山荘に泊まると余裕が持てます。
そして、鏡平山荘から先は槍・穂高を見ながら登って行くことができますので疲れも飛んでいきます。
また、山頂手前のアプローチは天空の滑走路と言われ槍ヶ岳をバックに壮大な景色が広がります。
とても魅力たっぷりな山行で、かつ余裕を持った日程としたことで満足度は高かったです。

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