4月初旬、ミツマタ満開の袴ヶ仙(はかまがせん)に登ったレポートです。
袴ヶ仙は那岐山と後山のほぼ中間に位置している、標高930mの山です。
この山は、歩いているとほぼ全体に杉が植林されている感じで単調な景色です。
一方で 、巨岩が多く、狼岩、カエル岩、烏帽子岩など名前のついた岩が登山道脇にあります。
この日は、天気が良いのに気温は低めで歩きやすい山登りになりました。
この山行の詳細な記録はこちらをご覧ください!
ミツマタを探して袴ケ仙へ
袴山荘に駐車
さて、鳥取道の西粟倉ICから20分程度走ると袴山荘に到着します。
なお、ここに車を停めさせてもらいますが、此処にはトイレがありませんので、西粟倉ICを降りてすぐの道の駅あわくらんどで済ませておくと良いです。
それではスタートして、まず袴山荘から舗装路を登り始めてすぐの三叉路を左に行きます。
登山道に
さらに歩いていくと袴ケ仙への案内表示があり山の中へと入っていきます。
満開のミツマタの花
すると、たくさんのミツマタの花が道を覆うように咲いています。
まさに満開の状態です。
さらにその先には見事な群生地がありました。
このように満開のミツマタが斜面一面に広がり、見応え十分です。
巨岩があちこちに
さて、ミツマタの花を愛でた後しばらく歩くと、屏風岩を始めとして巨岩が現れてきます。
屏風岩の次に狼岩と案内された巨岩がありましたが、どこから見れば狼になるのか分かりませんでした。
次にカエル岩で、これはカエルに見えていました。
そして烏帽子そのものの烏帽子岩があります。
これはソックリです!
袴ケ仙山頂
さて、巨岩はどの角度から見れば案内どおりに見えるかなどと考えながら登ってくると、思いのほか楽に山頂に着いていました。
また、登山道は矢印で進む方向を案内してあるので迷うことなく安心して歩いて来れます。
山頂から西方面には那岐山の全容が見えてます。
ところで、山頂で昼食をとろうと思っていましたが北風が強く寒かったので下りていくことにします。
下山路
下山は登路とは反対の尾根を下りて周回します。
袴ヶ仙北東尾根の鞍部は坊主乢(ぼうずたわ)で、小さなお地蔵様が置かれています。
ここを右折して下りて行きますが、道が分かりずらいのでこのお地蔵様が目印になっています。
そして、坊主乢からしばらく進むと作業道と合わさります。
そのまま道なりに下りますが、途中雨水に削られ川になっていて分かりづらいところもあります。周りを良く観察してください。
今日一のミツマタの花畑
さて、作業道を下りてくると再びミツマタの群生地があります。
此処のは登路のよりも面積も広く、咲いている花の数も圧倒的に多かったです。
まさに今日一の景観でした。
麓から見る袴ケ仙
これは山を下りてきて、麓から見る袴ケ仙です。
見ての通りで、山頂右側の斜面はかなり急斜面なのが見てとれます。
実際に歩いてみてもかなり急で、濡れているとよく滑りそうです。
そして、麓の集落には桜も咲いていました。
おわりに
袴ケ仙を歩いてみた感想は、平坦な道で歩きやすく初心者からでも大丈夫だと思いますが、ほとんどが杉の植林で色々な植生を楽しむことはできないと思います。
でも、この時期のミツマタの群生地は圧巻で見に行く価値は十分ありますのでお勧めできます。