5月初旬、毛無山(けなしがせん)から三平山まで縦走した記録です。
また、先日の蒜山三座縦走の時と同じで、前日は道の駅蒜山高原で車中泊をしてます。
この山行の詳細なデータはこちらをご覧下さい!
道の駅 蒜山高原
前日移動して「道の駅蒜山高原」で車中泊をしています。
当日は、毛無山の駐車場に向かう前に三平山登山口で米子からのメンバーと合流し、車1台をデポします。
道の駅蒜山高原での車中泊レポートはこちらです!
毛無山
登山口
これは、毛無山登山口の手前にある「山の家」で、宿泊することができます。
なお、今回の行程は、毛無山に登り、白馬山、金ヶ谷山、朝鍋鷲ヶ山、三平山と縦走します。
さて、毛無山登山口で登山届を出して登り始めます。
標識には、毛無山まで1時間、朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)までの縦走が5時間と書かれてます。
毛無山までの四合目ですが、山頂近くまでは樹林帯の中でふかふかとした歩きやすい道です。
さらに八合目を通過したあたりで樹木はぶなに変わってきます。
この先、もう少し歩いていくと九合目辺りで避難小屋が見えてきます。
避難小屋
すぐに避難小屋に着きました。
毛無山山頂
まずは縦走一座目、標高1,218mの毛無山山頂に着きました。
カタクリの花
毛無山の山頂から白馬山方面に少し行ったところでカタクリの花が咲いていました。
もう時期が遅いようで、ポツポツ咲いてるといった感じです。
ところが、鳥取側からの登山道との合流点にある群生地は、既に散った後で笹薮の状態になっていました。
白馬山
さらに気持ちの良い樹林帯の中を白馬山に向かって歩きます。
白馬山山頂
続いて、縦走2座目となる白馬山に1時間弱で到着します。
いつもはここから登山口に向かって周回しますが、今日は、朝鍋鷲ヶ山方面に向かいます。
なお、朝鍋鷲ヶ山までは5.1kmです。
金ヶ谷山
縦走路の途中、木々の間から雲に覆われた大山が見えてます。
また、新緑のブナ林も綺麗です。
ここは、金ヶ谷山手前の登りです。
ここまではなだらかな道でしたので、ことさら階段がきつく感じます。
朝鍋鷲ヶ山
さらに、縦走4座目の朝鍋鷲ヶ山の山頂です。
なお、金ヶ谷山、朝鍋鷲ヶ山の縦走路は2005年岡山国体の競技コースとして使われてます。
山頂には、展望台が設置されていますが金属が腐食していて立入り禁止になっています。
三平山
休憩後、縦走最後の山、三平山に向かって活動再開です。
穴ヶ乢
三平山との間の穴ヶ乢(あながたわ)への下りは、かなり高度を下げた感じがします。
案の定、登り返しはかなりの急登です。
この写真は上から撮っているので傾斜が分かりづらいですが、実際は相当急で喘ぎながらの登りになります。
ようやく急登を登り切り展望が開けたところで振り返ります。
左の平らな山が朝鍋鷲ヶ山で、すぐ右にちょっと覗いているのが金ヶ谷山、右奥が毛無山です。
ここまで結構な距離を歩いてきたのが分かります。
さらにもう少し歩いて反対側の展望が開けると、蒜山三座の姿が目の前に広がってます。
ここの景色を見たら急登の疲れが吹っ飛んでいきます。
三平山の山頂が目の前に迫ってきてもう一息です。
ここは、盛り上がった堤の上に道が続いています。
三平山山頂
最後に、縦走5座目の三平山の山頂に到着です。
山頂からは、大山、烏ヶ山、皆ヶ山、蒜山三座の山々が一望できて最高の展望地です。
この景色を見るために、三平山に登りに来る価値は十分あると思います。
三平山登山口へ
そして、下山を始めてすぐのところに「土塁」の説明がありました。
なんと、盛り上がった道は、陸軍が馬を放牧するために作っていたものでした。
全長56kmもの土木作業は大変だったでしょう。
山頂から登山口までは、広くてたいらに均された道で車も走れそうなところもあります。
そして、だらだらと下ってきて登山口に到着です。
今回の縦走は、歩いた距離は13.5km、登った累積標高は1,300mです。
おわりに
毛無山から朝鍋鷲ヶ山までの縦走路はなだらかな道が続き気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。
最後の三平山への上りは、疲れた足には厳しいですが山頂から見る眺望は最高です。
三平山は、弁当を持ってこの山に登るだけでも十分楽しめるオススメの場所です。