登山

巻機山 秋から冬へ

登山

11月初旬、巻機山(まきはたやま)に登ったレポートです。
巻機山は、新潟県と群馬県にまたがり、頂上付近の高山植物と神秘的な池塘(ちとう)群、頂上からの展望など見どころの多い山です。
ただし、今回は秋から冬にかけての景色の移り変わりが見られた山行となりました。
なお、日本百名山の一つで標高は1,967mあります。

yamaiti

この山行の詳細なデータはこちらをご覧ください!

巻機山

桜坂駐車場

前泊した上越市から車で2時間程度移動し、朝6時30分頃に桜坂駐車場に着きました。
到着時の駐車場はまだ余裕がある状況でしたが、準備をしている間に続々と車がやってきました。

尾根コース

さて、尾根コース登り口から登り始めます。
この井戸尾根を歩くコースの他にヌクビ沢コースや割引岳コースがありますがいずれも上級者向きとされています。

登山道の石と石の間に色とりどりに敷き詰められた落ち葉を踏みしめて登ります。

ようやく樹林帯を抜けて開けた所からニセ巻機山を望みますが、雲に覆われています。
ただし、本日は晴予報ですのでこれからの好転を期待します。
なお、登山道は雪で白くなっているところがでてきました。

そして、木々には霧氷がついて白い花が咲いたようになっています。

その中を黙々と階段を登って行きます。

八合目

ひと登りすると八合目に着きました。

もう少しでニセ巻機山です。

ニセ巻機山

九合目のニセ巻機山に着きました。
ここから巻機山の山頂が見えるはずなのですが、依然として雲に覆われています。

ニセ巻機山からは少し下りながら避難小屋に向かって行きます。
この時ようやく雲の隙間から割引岳が見えるようになってきています。

巻機山避難小屋

さて、巻機山避難小屋に着きました。
無人の避難小屋ですが立派な佇まいです。

中を覗いてみると手入れが行き届いていて泊まってみたい小屋です。
とりあえず見学だけして山頂を目指します。

池塘群

避難小屋からすぐの所に池塘があります。
池塘の周りに雪が積もり冬の気配が近づいてきています。

その上を見上げると青空が広がってきています。
そして、この斜面を登りきると巻機山に着くはずで、素晴らしい展望への期待が膨らみます。

巻機山山頂

ようやく巻機山頂の標識に到着です。
しかし、本当の山頂はもう少し先にあります。

それでは巻幡山の山頂に向かって行きます。
その途中に池塘があり、人の顔のように見えます。

山頂からの展望

間もなく巻機山山頂に着きましたがこれといった目印はありませんでした。
なお、この時には青空が広がり周りの山々の展望が素晴らしいです。
すぐ目の前に双耳峰の谷川岳が聳えてます。

そして、目を転じると冠雪した北アルプスが遠くに見えてます。

反対側には越後駒ケ岳を主峰とする越後三山があります。
360度どこを見ても素晴らしい展望につい長居をしてしまいます。

下山時の景色

山頂での素晴らしい展望を堪能した後、避難小屋で昼食を食べ帰路に着きました。
ニセ巻機山まで下りてくると、登りの時には姿が見えなかった巻機山の山体がはっきりと確認できました。

さらに下りて行くと冬から秋の景色になってきました。

そして登山口手前では紅葉の綺麗な秋に戻りました。

おわりに

巻機山は、その優しい名前のとおりの佇まいの山で、池塘群や山頂からの素晴らしい景観が印象的です。
歩く距離は長めですので歩ききる体力は必要ですが、特に危険な個所もなくどなたでも楽しめる山だと思います。