登山

噴火警戒レベル1「焼岳」

焼岳の噴気登山

9月中旬、噴火警戒レベル1の活火山「焼岳」に登ったレポートです。
焼岳は、5〜6時間程度の行程で日帰り可能な山で、山頂からは目の前に穂高の山並みや槍ヶ岳、そして笠ヶ岳の景観が楽しめます。
この時は紅葉にはまだ早く、また曇りがちの天気でしたが時折覗く西穂高岳の姿に感動した山行になりました。

yamaiti
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この山行の詳細なデータはこちらをご覧ください!

新中の湯登山口

まずは新中の湯登山口前にある駐車場に車を停めます。
駐車場には路肩も含めて3〜40台程度は停めれそうですが、早朝には満車になることもありそうですので、早めの到着が良いと思います。
また、トイレの設置はありませんので途中で済ましておくか、中の湯温泉旅館で使用料を払って利用するかになります。

駐車場から少し入ったところに登山口の案内があります。

噴火警戒レベル1ですが十分注意して行きましょう。

新中の湯ルート

樹林帯の中の緩やかな登り

登り始めに少しだけ急坂がありますが、そのあとは緩やかな道が続きます。

樹林帯を抜けて見通しが良い所に出ると、間もなく急登が始まります。
この日はあいにくの曇り空ですがこのあたりから焼岳のピークが見え始めます。

岩岩した急登

南峰と北峰の間のコルに向かって岩岩した斜面をジグザグに登って行きます。
道ははっきりしていますし、ペンキマークも要所要所にありますので安心して歩けます。

コルが近づいてきて噴気がはっきりと見えてきました。
風向きによっては、時折硫黄の匂いが漂ってきます。

硫黄臭の噴気

コルの直下にいます。
シューという音とともに勢いよく噴気が吹き出ていて、硫黄臭の強い時には喉がちょっと痛く感じます。
コルから山頂に行くためには噴気の下をトラバースして右側に回り込んで登ります。

火口湖

南峰と北峰のコルからみえる火山湖の正賀池です。

焼岳山頂

コルから回り込んできて山頂に登っていくルートです。
山頂直下は一部岩場になりますので三点支持で登ります。

そして、標高2,444mの焼岳山頂に到着です。
この時は雲に覆われていてあたり一面真っ白です。

しばらく待つと、雲が取れてきて穂高連峰と槍ヶ岳が見えてきました。
また、手前の頂きは西穂高岳です。
そして、麓を流れる川は梓川で上高地へと続いています。
焼岳は上高地側からも登れますので、次はそちらを歩いてみたいです。

岩と岩の間に見えるのは笠ヶ岳です。

おわりに

焼岳は百名山の一つで活火山です。
噴気が出ている山は他にもありますが、すぐ近くを歩いていくのは焼岳くらいではないかと思います。
火山を身近に感じ、無事に遊ばせて貰っている事に感謝しつつこれからも山を楽しみたいと思います。

焼岳は、山頂から見える西穂高岳の端正な姿や、その奥に続く穂高の山々の魅力的な展望と、手軽に日帰り登山が楽しめることから何度でも登りたいと思わせる山です。

yamaiti
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百名山の聖岳から赤石岳に縦走した記録はこちらです!

また、同じく百名山の大山の記録もご覧ください。

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