11月初旬、扇ノ山に紅葉を見るために登ったレポートです。
山頂が扇を広げているような形をしていることが扇ノ山の名前の由来で、その山腹にはブナの自然林が広がりとても美しいです。
頂上には綺麗な避難小屋があり、この日は天気も良く、大勢の登山者で賑わっていました。
この山行の詳細な記録はこちらをご覧ください!
扇ノ山(河合谷コース)
扇ノ山は、鳥取市国府町の殿ダムを過ぎた先を河合谷牧場に向かって右折し、その先は延々と狭い道を走って行きます。
そして、「水とのふれあい広場」が見えたところで駐車します。
なお、ここには仮設ですがトイレが設置してあります。
河合谷登山口
車を停めた「水とのふれあい広場」から少し先に行くと河合谷登山口があります。
それでは、ここから登り始めます。
登山口から緩やかな登りを進んでいくとブナの自然林が広がっています。
ブナの木々はかなり落葉していて、隙間の空いた枝の間から木漏れ日が差しています。
ブナの自然林
ところで、ここ扇ノ山のブナ林は比較的平坦な場所に広がり見ごたえがあります。
この季節は、山頂に向かう緩やかな登山道を歩きながらわずかに残ったブナの黄葉と地面に敷き詰められフカフカした枯葉の感触を楽しみます。
扇ノ山山頂
さて、登山口から1時間ほど歩くと標高1,310mの扇ノ山山頂に着きます。
ちなみに、登山口の標高は1,043mですので、270m程度登れば山頂に着きます。
扇ノ山山頂には綺麗な避難小屋が建っていて、多くの方が小屋の中や周りのベンチで昼食をとっています。
さて、山頂から南の方を見渡すと氷ノ山の山並みが綺麗に見えます。
往路を下山
さて、山頂を後にして往路を下っていくと大ズッコ手前に一本の紅葉した木がありました。
さらに進んで小ズッコ近辺を歩いていると、ブナ林の中ではハンモックに揺られてゆったりと過ごしている方がいました。
これは最高に気持ちよさそうなので、来シーズンやってみたい事のひとつになりました。
小ヅッコ小屋
さらに小ズッコの先の分岐を右に進み小ズッコ小屋に来ました。
ここの建物は古いですが、綺麗に掃除がしてありトイレもあります。
また、薪ストーブが設置してありますので寒い時期でも暖かく過ごせます。
小ヅッコ登山口
小ズッコ小屋から歩いてすぐに登山口に着きます。
ここからは、舗装路を歩いて「水とのふれあい広場」まで帰ります。
鳥取・兵庫の県堺
しばらく舗装路を歩いて行くと、兵庫県と鳥取県との県境の表示がありました。
そして、ここから間もなく駐車場に着きます。
おわりに
扇ノ山の河合谷コースは緩やかな登りが続き初心者でも歩きやすいです。
また、広いブナの自然林の中を歩いていくので、季節によって青々とした新緑や黄葉を見せてくれます。
特に晩秋は、ふかふかの落葉の絨毯で目と足裏を癒してくれますのでおすすめです。
春の氷ノ山で芽吹きを見つけよう!