登山

白山に登拝

登山

7月下旬、石川県と岐阜県にまたがる白山に登拝したレポートです。
富士山、立山とともに日本三霊山の一つである白山は、御前峰、大汝峰、剣ヶ峰からなっています。
また、その周囲には翠ヶ池や紺屋ヶ池などが点在していて、素晴らしい景観を楽しむことができます。

yamaiti
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この山行の詳細なデータはこちらをご覧ください!

白山

登山口は、石川・岐阜・福井の各県にあり、いくつもの登山コースがありますが、今回は、テント泊で荷物も多いので別当出合から砂防新道を南竜のテント場まで行く予定です。

市ノ瀬ビジターセンター

まずは市ノ瀬ビジターセンターの駐車場に車を停めます。
朝6時頃と遅めの到着ですが、金曜日ということもありすんなりと停めることができました。
なお、白山の登山ハイシーズンは、金曜日から月曜日の12時まで市ノ瀬と別当出合の間でマイカー規制が行われています。 ※2024年7月現在。

準備を整えたら別当出合までの往復のバスチケットを購入しシャトルバスを待ちます。
シャトルバスは約20分間隔で出発しており、さほど待つことなく乗ることができました。

別当出合

バスが発車した後、別当出合までは約40分で着きます。
別当出合でトイレを済ませ身支度を整えて砂防新道に向かって出発です。

中飯場

さて、歩き始めて約50分で中飯場に着きました。
ここにはトイレと水場があるので、水の補給をして少し休憩します。
この日は蒸し暑くて水の消費が早いので、一定間隔で水場があるのはありがたいです。
なお、次の水場は甚之助避難小屋にあります。

これは、甚之助避難小屋辺りからみた甚之助谷上部の様子です。

南竜ケ馬場

さて、甚之助避難小屋からしばらく登ると南竜ケ馬場に向かって斜面をトラバースして歩くようになり、テント装備を担いで疲れた足に一息入れられます。
そして、間もなく南竜のテント場が見えてきます。

ニッコウキスゲの群落

トラバース道の両側にニッコウキスゲの群落があり、しばらく足を停めて見入ってました。

テント場

さて、南竜山荘でテント泊の受付をすましてから少し離れたテント場に向かいます。
テント場には昼前に着いたので、条件の良い場所を選んで張ることができました。

これは、テント場に併設されている炊事場です。
山中のテント場に屋根付きの炊事場があるのには感動しました。

さらにトイレは水洗でした。

ところで、昼から御前峰に登ろうと思っていましたが、蒸し暑い中南竜までテント装備を担ぎ上げてものすごい量の汗をかいていたので、思わずビールに手が出てしまいました。
よって、今日の活動はここまでで終了し、あとはのんびり過ごすことにします。

エコーライン

2日目は5時から活動開始します。
まずはエコーラインを登って室堂に向かいます。

室堂に着く手前で振り返えると、弥陀ヶ原に伸びる木道がはっきりと見えていて、歩いてきた跡を確認できます。

室堂

さて、間もなく室堂ビジターセンターに到着です。
なんと、この山中に立派なビジターセンターが建っていることに驚くとともに、改めて信仰の山としての存在感と百名山としての人気の高さを実感しました。

しかも、トイレにはウオシュレットがついています。

室堂ビジターセンターの中を抜けて出ると目の前に白山奥宮と御前峰を望みます。

御前峰を見上げながら一息入れた後、室堂平から大汝峰に向かってトラバース道を歩き始めます。

すると、御前峰を回り込んだところに雪に埋まった池がありました。

大汝峰

そして、目の前には大汝峰が聳えています。
ただし、山頂はもう一つ奥にあります。

白山での最初のピークとなる大汝峰に到着です。
そして、雲海の向こうには御嶽山、乗鞍岳、穂高の山々から槍ヶ岳など素晴らしい景観が広がっていました。

さらに、槍ヶ岳から続く大キレット、穂高の山々をズームしてみました。
いつ見てもカッコいいその姿は飽きることなく、また歩きに行きたいと思います。

御前峰

さて、大汝峰から翠ケ池を回って御前峰に登ってきました。
隣の剣ヶ峰には立入禁止ですが、山頂標柱が建っているのが見えます。

さて、標高2,702mの御前峰に到着です。
山頂では奥宮に詣でた後、360度の眺望を楽しみました。

なお、室堂から御前峰までの登山道はほぼ石畳です。
山に来たという感じではないですが、とても歩きやすく信仰の山として大切にされていると感じました。

トンビ岩

室堂からはトンビ岩コースで南竜に戻ります。
なお、写真がトンビ岩ですが、どのように見たらトンビに見えるのでしょうか?

もう一度ニッコウキスゲの群落

南竜でテントを撤収し別当出合を目指して下り始めます。
最後に見事なニッコウキスゲの群落の見納めをしました。

おわりに

白山は人気の山で多くの登山者で賑わっていました。
山小屋はどこも一杯で予約が取れない状態でしたので、予約のいらないテント泊にしました。
テント泊装備を担ぎ上げるのは重たいですが、テント場の設備が整っていて快適にキャンプできました。
また、大汝峰や御前峰の山頂からの眺望も素晴らしく、またテント泊で訪れたい山です。

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